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2013 デザイン3 第2課題 インテリアコース 商業店舗ー解放する空間—長屋
2013年度 デザイン3 第2課題
インテリアデザインコース

商業店舗ー解放する空間—長屋

担当:橋本潤先生、米谷ひろし先生


課題および、参考作品、メイン担当の橋本先生からの総評をご紹介します。


講評風景
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【 課 題 】
店舗デザインは、その時代背景を反映しながらも、次の時代への文化推進力となってきた。
今後は空間のみならず、商品の訴求力が益々重要になってきている。
それでは空間デザインでは何ができるだろうか?
一見オートマチックに、続々と出現するチェーン展開型店舗に何が見えてくるだろうか?
今回はそういった大量生産、大量消費とは一線を引いた「単店舗型の商業空間」を提案して欲しい。
物販業・飲食業・サービス業、あるいはそれらの複合店舗等、業態は問わない。
現状を考察しながら、未来に繋がる提案を期待したい。
この店舗は「アーティストの長屋」と同じボリュームでデザインすることによって
双方の表現や解釈の違いを認識して欲しいと考えている。
尚、この空間では置かれる家具やディスプレイ、サイン計画までもイメージして欲しい。




【 総 評 】
間口4.5m 奥行18m 高さ9mの長屋空間の中に商業店舗を提案する課題です。
業態のコンセプトから、店舗のデザイン、空間に置かれる家具やディスプレイ、サインまでを計画し、ひとつの店舗を作り上げていきます。
どのような業態を計画し、どのような空間的な可能性があるのかを、同一空間の中でデザインすることになります。三層であることの意味・価値をどう考えるのか。実際にデザインを進めていくにあたっては長屋空間のタイトな寸法を十分に理解し、吟味しながら解決していく必要があります。この課題では、デザインをする上で必要な基本的な事項をおさえながら、デザインの可能性を探って欲しいと考えています。同じ与条件でも、人によって全く異なる解が出てくることで、可能性の広がりを感じられたのではないでしょうか。この課題での経験を次に繋げて行くことを期待します。




◎奥村 初穂 『Tea Carat』
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紅茶専門店の提案。紅茶を宝石に見立て、空間・什器・VMD・オペレーション等を詳細まで検討し、モダンでエレガントな空間とサービスが提案されている点を評価しました。1階は対面販売、2階3階はティーサロンとなっています。中庭を通した各フロアの関係がゆるやかな空間を作り出し、アフタヌーンティーの時間をゆっくり楽しむことが出来ることでしょう。




◎國武 美久 『由屋 -ゆや-』
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銭湯の提案。闇夜にうごめく湯気のような建物というコンセプトです。印象的な縦長のエントランス(暖簾)をくぐると1階が足湯、2階3階がフロア別に男湯・女湯となっています。高さと細長い空間を強調した大胆なプランと動線計画で、今までにない入浴体験ができると思わせる魅力的なデザインです。




◎佐藤 沙也加 『みどりちゃんち』
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子供と母親のためのコミュニティスペースの提案。1階から3階までが細長い空間とスロープによってリニアに繋がっています。この場所で子供たちがどのような体験をするのか、親と子で利用するために必要なことは何か、をしっかりと検討しています。小さな体験の場がちりばめられ、母子の楽しい笑い声が聞こえてきそうです。




◎塚本 紗千 『purifier』
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リラクゼーションサロンの提案。水をテーマにした空間です。このような業態は客動線とサービス動線、あるいは客同士の関係を細心の注意を払って計画する必要があります。この案では空間とオペレーションの両方で解決しつつ、水と光の魅力がデザインに取り入れられ、さわやかで心地よい提案となっています。




◎土田 美菜子 『おくのほそ道』
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和食店の提案。奥の細道の句をコンセプトとして作り上げた飲食店です。最初の業態の提案から、ほぼぶれることなく進んで来ました。オーソドックスともいえる空間の計画で、必要な要素をしっかり踏まえながら、細かい部分まで気配りがなされている店舗となりました。居心地の良さそうな、好感のもてる提案です。




◎福島 寛子 『とうふや横丁』
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街に対して開かれた豆腐店の提案。与条件の建築の中に小さな売店・路地・長屋のような空間が魅力的な形で埋め込まれ、街並みの延長として店舗が提案されています。1階は売店と昔ながらの豆腐工場、2階3階は豆腐料理の飲食空間になっており、各フロア同士や周辺に対して、適度な解放感によって関係を作り出しています。街行く人々がフラッと立ち寄りたくなるであろう佇まいです。




◎松川 太郎 『hair salon dyad』
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夫婦のためのサロンの提案。大人の夫婦(カップル)が二人で訪れ、個々にヘアーやネイル、メイクなどのサービスを受け、お互いに美しく変身して一緒に街へ出かけていくという店舗です。新しい業態のコンセプトが大変ユニークです。サービスの流れやストーリーが巧みに空間化されています。




もうひとつの長屋課題が見たい方はこちら
 ▷ 住まいー解放する空間ーアーティストの為の長屋







(kta)
by edd-news | 2013-09-10 22:46 | Grade 3
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