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1月に、枡野俊明教授と田嶋豊非常勤講師ご担当の、デザイン2ランドスケープ第四課題「日本庭園をデザインする」の講評が行われました。
メイン担当の枡野先生の講評コメントとともに、参考作品をご紹介致します。 ▲講評会風景 遠藤さんの作品▼ 茶室をリビング、ダイニングと一体的に考え、4畳半の茶室を特別なものとするために色々と工夫がなされている。 露地空間は、明るい感じの森を抜けて行くものとなっており、女性らしい繊細な感じが見てとれる。 ここに至るまで良く研究をし、図面や模型にその成果が反映されている。 西くんの作品▼ 住宅本体のコンクリート打ち放し仕上げに合わせ、茶室の外壁も内部の仕上げもコンクリート打ち放し仕上げとした作品である。 茶室は2畳台目である。 茶室の仕上げの重量感からすれば、内部空間が狭過ぎるきらいがあるが、頑張って仕上げてある。 庭園の模型表現は、重く軽やかさに欠ける点が今後の課題だ。 渡邉さんの作品▼ リビング、ダイニングと庭園の関係性が良く考えられいる。特に、茶室とダイニングの床レベルを揃えた点に工夫がみられる。 庭園も水の流れが茶室前で大きな池となり、茶室の内部にまで、水面に反射した光の揺らぎを取り入れる案である。細かい点に気が届いた繊細な案である。 総評▼ 今回の茶室と庭園をデザインする課題で、併せてリビング、ダイニングのインテリアも同時にデザインし、その関係性の上に、茶室と庭園をデザインするというものである。 履修者には、少々負担が大きいかとも懸念したが、全員、見事にこの心配を乗り越えてくれた。 同時に日本の伝統的寸法や関東間と京間の違いなどを学習する良い場となった。 作品提出者は全員良く頑張ったと思う。 全体として日本の美しさや価値観に目を向ける良い機会になったと思っている。 ミーティングでは毎回、日本庭園にまつわる歴史の話など、作品制作に活かせる興味深いお話がされていました。 学生のみなさんも作品に力が入っていて、課題を通して得たものが多かったのだなと感じました。 次回の課題も頑張って下さい! (kh)
by edd-news
| 2014-03-26 17:24
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