S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
デザイン2ランドスケープ第四課題「学園都市」講評
柘植喜治非常勤講師ご担当のデザイン2第四課題「「教育施設」─学園都市─」の講評が行われました。
柘植非常勤講師によるコメントとともに、本課題の参考作品をご紹介致します。

b0049355_16431784.jpg

▲講評風景

(kh)





課題文:「教育施設」─学園都市─ 
ランドスケープデザインを広義に捉え、アーバンデザイン、緑地計画、都市施設計画、土木構造物、サイトファニチャー等工作物、夜景計画から業態開発等、都市経営まで総合的なプラニング手法の理解を目的として、都市の多様な活動と研究教育文化施設を複合させた学園都市を提案する。また空間プロデュース手法に着目して、舞台芸術や映画作りに於けるシーンデザインなどの空間表現の技術習得と、プレゼンテーションできる人材の育成を目指す。
講義では海外事例を多数用いて都市・環境デザインの先端理論とプロジェクト実例を紹介する。欧米ランドスケープデザインの視点から、国土計画や都市デザインなどマクロ的プランニング手法と、植栽計画からファッション、フード、広告など都市活動と生活環境を構成するミクロ的諸要素のデザインまで、総合的な都市の空間プロデュース手法を習得する。

総評:
今課題は、ランドスケープデザインを広義に捉え、アーバンデザイン、緑地計画、都市施設計画、土木構造物、サイトファニチャー等工作物、夜景計画から業態開発等、都市経営まで総合的なプラニング手法の理解を目的とした。また空間プロデュース手法に着目して、舞台芸術や映画作りに於けるシーンデザインなどの空間表現の技術習得と、プレゼンテーションできる人材の育成を目指した。
講義では海外事例を用いて都市・環境デザインの先端理論とプロジェクト実例を多数紹介した。欧米ランドスケープデザインの視点から、国土計画や都市デザインなどマクロ的プランニング手法と、植栽計画からファッション、フード、広告など都市活動と生活環境を構成するミクロ的諸要素のデザインまで、総合的な都市の空間プロデュース手法を解説した。
演習は、少子高齢化や人口減少など社会問題・都市問題に立脚して未来のの教育施設について考え、ランドスケープ、環境デザインとして解を導く課題とした。敷地は渋谷駅周辺とし再開発の一部に都心回帰傾向にある大学などの教育施設を複合させた学園都市とその風景を提案させた。
特に都市計画的なプランニング手法などの全体構想と、歩行者の空間体験を検証するレイヤーなど舞台芸術やアニメのシーン制作・表現を重視したプレゼン手法を教えたが、結果非常に多様性に富んだ成果物に仕上がった。以下優秀な3作品について講評する。(柘植非常勤講師)

参考作品のご紹介:

チームG2(赤羽根朋佳さん、川上桃子さん)「オトマチ」▼
b0049355_101122.jpg

b0049355_10111564.jpg

b0049355_10112754.jpg

b0049355_16513577.jpg

b0049355_1010421.jpg

音楽をコンテンツとする未来の教育機関の企画プラニングなどのソフト面、それをいかに環境として作り込むか建築、外構等々ハード面など総合的なデザインとプロデュース面において非常に完成度の高い優秀作品と言える。渋谷という高度集積都市の特性をふまえて、高層ビルから見下ろすランドスケープや、スクールビューイングと呼ばれる積極的に大学の教育研究活動を見せるデザインに先進性がある。またフードトラックによる飲食施設や地域社会に音楽を提供するなどの公益性と、人々の熱狂が都市の風景をつくるデザイン提案は斬新だ。またレイヤーモデルによる世界観の表現、特に夜の音楽シーン空間にLEDを使った演出などプレゼンテーションも独創性に富んでいる。(柘植非常勤講師)


チームいくら(池上里佳子さん、村上光穂さん、黒木契吾くん)「Souda 渋谷で朝活」▼
b0049355_13344944.jpg

b0049355_1335473.jpg

b0049355_13351441.jpg

b0049355_13352448.jpg

b0049355_13353789.jpg

b0049355_13354822.jpg

b0049355_1336082.jpg

b0049355_13361087.jpg

b0049355_13362194.jpg

現在開発が進む渋谷駅周辺の超高層業務棟により増大するオフィスワーカーの仕事以外の都市活動として教育、社会人生涯教育の新たな可能性をプログラムした企画構想が優れている。デザイン面では高層棟の大胆なボリューム操作は学生らしい勢いのある都市空間を創り出した。また建築ではできない施設低層部の歩行者空間のデザイン、路地空間の連続シーンの連続、高層棟と対照的なペデストリアンデッキの形状、コンターは都市に新たな風景を創造した。更にソフトな照明による夜景も居心地が良さそうな空間を演出している。模型にプロジェクションするプレゼンテーションも高く評価できる。(柘植非常勤講師)


チームBeauty4(黒田舞さん、岸あいりさん、石川未来さん、藤田英莉さん)の作品▼
b0049355_1647252.jpg

b0049355_16463853.jpg

b0049355_1014797.jpg

b0049355_10142197.jpg

b0049355_10145443.jpg

b0049355_10151183.jpg

渋谷固有の都市のキャラクターを調査考察、そこから他の都市にはできない独特の世界観を創造して、風景や環境デザインとして教育施設を提案した点が優れている。特に70年代のモデルのような世界観はまさにパルコや石岡英子の延長にあり、更に地区ごとに異なる空間のキャラクターからファッションまで提案している点は、ランドスケープの領域を超えて総合的な都市デザインとして中心市街地活性の可能性を示唆している。シャネルNo5の化粧瓶をビルに見立てる手法や、ポスターと小箱のようなディスプレイショーウィンドウのレイヤーモデルは、環境デザインの枠組みを超えた美大生ならではの提案として高く評価できる。(柘植非常勤講師)
by edd-news | 2015-03-07 16:56 | Grade 2
<< 2015年度 3年生 第2課題... 鶴見区の健功寺・第15回「萬燈... >>