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2016年度 3年生 第1課題 ランドスケープ DESIGN OFFICE IN LANDSCAPE
2016年度 3年生 第1課題
ランドスケープデザインコース

DESIGN OFFICE IN LANDSCAPE
― ランドスケープ的思考:地形とスケールを読む ―


担当:田嶋豊先生

課題および、参考作品、担当の先生からのコメントをご紹介します。


講評風景(2016.5.10.tue)
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[課題]
本課題では、「ランドスケープ的思考」について、ランドスケープデザインの主軸となる地形デザインをとおして、その本質にせまってみたい。一般的に「ランドスケープ的思考」と「ランドスケープデザイン」が同意語として使われることで混乱が生じる。「ランドスケープ的思考」とは、環境デザインを志す者が一般教養としてもつべき「ものの見方」であり、専門職能である「ランドスケープデザイン」とは異なる。そのため、ランドスケープ的思考をもたないランドスケープデザインも成り立つ。
環境デザイン学科の特徴のひとつとして、「ランドスケープ的思考をもつ建築家」、「ランドスケープ的思考をもつインテリアデザイナー」、「ランドスケープ的思考をもつランドスケープデザイナー」の教育・育成にある。特に、建物の屋上・壁面の緑化や室内に花をディスプレイすることがランドスケープデザインと思っている学生にこそ、本課題で「ランドスケープ的思考」の本質に近づいてほしい。

本課題では、ゆとりのある敷地の中に立地する小規模デザインオフィスのランドスケープデザインの提案を求める。オフィス建屋の設計図は次ページのように完成しており、どのようなデザインオフィスが入居するかは各自が設定する。
機能・効率のみを重視するのではなく、屋外環境との新たな関係性を積極的に取り入れたワークプレイスのランドスケープデザインを期待する。

[総評]
本課題では各自が設定した業態のオフィスにふさわしいランドスケープデザインの提案を求めました。建物の大きさにくらべて敷地はとても広く、ランドスケープが主役となるオフィス環境です。そのオフィス環境を大きく左右するのがコンタライン。20本のコンタラインの違いから、これほど多様なランドスケープが生まれてくることに改めて感激しました。
最終講評には、石上純也建築設計事務所で活躍するランドスケープアーキテクトの戸村英子さんをゲストに迎え、田嶋とは異なる視点から講評いただけたことも大きな成果となりました。

[参考作品]

○加納 睦  「ROUTE 自転車デザイナーのオフィス」
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自転車デザインオフィス
移動手段が変わると地形デザインも変わる。説得力のある提案です。自転車のスピードと歩行者のスピード。その違いが地形デザインにも反映されました。スケールの異なる二つの空間がメリハリのある地形デザインとして見事に成立しています。 (田嶋)




○清水 さやか  「五感で感じるランドスケープ WEBデザイナーのためのオフィス」
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ウェブデザインオフィス
仕事中は室内でパソコン画面に釘付けとなる従業員へ、五感を刺激するランドスケープの提案です。歩くという行為に注目し敷地全体でオフィスを包み込むような地形デザインとなりました。大きな空間のムーブメント(動き)が場の個性を高めています。 (田嶋)




○本杉 愛理  「ページの間をくぐりぬける 本の装丁を手がけるオフィス」
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本の装丁オフィス
寡黙ながらも頭の奥底にある空間イメージを必死に掻き出すように、大きく腕を振ってトレペにむかっている本杉さんの姿が印象的でした。鉛筆で地形という彫刻を彫っているようでした。広大な敷地のランドスケープデザインでは、身体をフルに使ってスタディする感覚はとてもいいですね。提案内容もその成果を十分に感じることのできる力強い作品に仕上がりました。 (田嶋)




○森 瑛絵  「香り届ける 風の道」
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スキンケアオフィス
風のみち。香りが風にのって漂うようなランドスケープデザインの提案です。森さんは繊細さと大胆さを兼ね備えています。香りや風という見ることはできないけど、場の空気感を間違いなく左右する自然現象をデザイン要素に取り込む感覚に磨きをかけてください。 (田嶋)




○森川 優乃  「呼吸する パフォーマンス集団「:Re」」
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身体表現をするパフォーマンス集団のオフィス
小柄な森川さんが机にむかってカラダ全体を使って地形デザインのエスキスをしている姿が印象的でした。その身体的感覚が提案にも大きく反映されていることに驚きを隠せません。オフィスの業態設定にもセンスを感じますが、プレゼンテーション全体も細部にわたり緻密にデザインされた秀作です。 (田嶋)









(mat)
by edd-news | 2016-06-21 17:19 | Grade 3
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