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2年生建築第3課題の総評と参考作品のコメントです。
「幼稚園」 担当教員:森下清子 教授 、岸本章 教授 ○総評 産学協同でお世話になった保育園を見学させてもらい、実際の幼児空間のスケール感を体感すると共に動線計画、配置計画、周囲の環境にあたえる影響、まちなみ景観などを学習した上で、幼児教育の場として空間を提案したものです。 全体には幼稚園は遊び空間、学習空間が楽しい場所になるようにと工夫した提案が多くあり、独自のアプローチから完成させた力作もありましたが、空間化の段階で消化しきれなかったり、最後の表現のフィニッシュに時間がなかったりで、成果物としてはかなりの個人差がでてしまいました。ともかくみんな興味を持って取り組んでくれたことは確かなことと感じ、うれしく思いました。 (文:森下先生) ○参考作品コメント ・井上 大志 始めは洞窟的なイメージでエスキスしていたが、途中からイエ型の形状に着目し、ユニットの幅、高さの寸法を変えて、それらの組み合わせで特徴ある空間を創出した。ユニットをずらすことによって、園児の隠れスペースになったり こどものスケールにあった空間が可能となったが、敷地との関係が希薄になったのは残念である。 ・KIM Soo Hee 幼稚園児の動きの特性を十分に理解し、それを空間設計に取り込みながら、きめ細かく配慮された設計になっている。敷地全体を大胆に湾曲する建物で囲み、屋上を地上からスロープで導き、園児たちの嬉々として、走り回る様子が想像できる力作である。 ・小菅良平 室内空間を大屋根で覆った計画ですが、往々にして間延びすることがあるのを クラスルームの間仕切り壁を幼稚園児のスケールに合わせることによって、空間にメリハリができのびのびした空間を提供している。また屋根からの採光は一般的なトップライトの欠点を補っており細部まで配慮された計画である。 ・高橋 汐満 1階の中央に玄関ホールを設けそこから階段で2階のクラスルームへアクセスするように計画されており、全体の空間が把握しやすく、内部の空間は開放感がある。大人と幼児が共有する空間であるため、両者の視線に配慮して、教員室とクラスルームの床高が異なっている。円形であるため、敷地との関係が少しぎこちなくなっているのは残念である。 ・寺田 健太郎 分節化された空間が一部は地中にありながら中心のホールを取り囲むように配置されている。各空間ユニットの高さを変えることによって、全体計画がバランスよくまとまっているとともにハイサイド採光によって、暗くなりがちな地中の空間の工夫があり、全体的に気配りがある。 ・安永 美音 幼児施設らしい素直さが表出している作品である。でこぼこ幼稚園と銘打っているように中央の広場をすこしへこませ、位置による視点の変化で風景がかわることを意図したものであまりこねくり回さなかったことがよかった。 ・柳田 里穂子 企画の段階から何をなすべきかを分かりやすく整理し、毎週その積み重ねの効果があり空間密度の高い作品になった。大、中、小、の空間を分節化することによって機能を確保し、バランスのいい配置計画になっている。またユニットを大きく3角形に切断したモチーフが全体をまとまりのよい計画にした。 (以上文:森下先生) (to)
by edd-news
| 2010-12-14 17:12
| Grade 2
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