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2013年度3年生第3課題 インテリアコース ダイニングチェア、テーブルのデザインおよび制作
2013年度 3年生 第3課題
インテリアデザインコース

ダイニングチェア、テーブルのデザイン及び製作

担当:川上元美先生、富樫克彦先生


課題および、参考作品、メイン担当の川上先生からの総評をご紹介します。


講評風景
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【 課 題 】
あなたの設計した住宅のダイニングスペースに設置するテーブルと椅子をデザインする。
木の直材を主材にした構成とし、特に椅子は実物を製作して、家具を製作するプロセスを実体験するとともに、空間と家具の整合性や人体スケールの感覚を養う。


【 総 評 】
多摩美術大学環境デザイン学科3年
「DINING CHAIR展」によせて
特に今年は受講希望者が多く、30名に限定したが、それでも工房のキャパシティーを超えて,機械操作の順番を待たねばならない状態に陥ったことは計算外であった。
先行した課題に沿って設計した住宅のダイニングスペースに、設置するテーブルと椅子をデザインすることを基本として、木材のハードメープルを主材にした構成とし、特に椅子は実物を製作して、そのプロセスを実体験するとともに、空間と家具の整合性や人体スケールの感覚、素材感を養うことを目指した課題である。
初めて木工機械を扱って短期間で椅子を実作することは、本来かなり無謀なことかも知れないのだが、幸い完備された工房設備と素晴らしい工房担当の先生方の丁寧な指導と尽力が、このカリキュラムを成立させている。
本年も、各自、イメージした食事のスペースに置くチェアのスケッチから製作図面をおこし、木材、部品、塗料の調達等々、お互い協力し合いながら、見事に完成する事が出きた。
自ら座って得るさまざまな感慨、そして日常の課題の成果を、この晴れやかな場所で発表できることも、貴重な体験として、記憶に残る事だろう。
このテーマに今年もサポート頂いたカナダ、ケベック木材製品輸出振興会(QWEB)にこの場を借りて謝辞を述べさせて頂きます。
川上元美




◎大塚 愛美 『branch chair』
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Consept:この椅子の一番の特徴であるアームの部分が、背板から後ろ足にかけて美しく枝分かれしている事から枝分かれという意味であるBranchをタイトルにつけました。柔らかい地面に座り、木の幹に背を預け、そこから伸びる枝に身体を任すことをイメージし、柔らかい印象にしあげました。

川上先生:当初から段取りよく製作していた。成型合板フレームの特徴を引き出して、ゆったりとした、おおらかな佇まいが良い。かけ心地の良い厚めのクッション、この座の張り方を一考して欲しかった。




◎織笠 琢 『chair flat』
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Consept:久保田晃弘先生のために設計した週末住宅に置くことを想定したダイニングチェア。紙を組み立てるように一枚の合板から立ち上がっていく様子をイメージしました。このイスに水平・垂直な面は一切なく、すべて微妙に傾き、身体に馴染むようになっています。

川上先生:水平、鉛直のない合板面材の構造を45度に近い角度で接合する難しい仕口に取り組んだ。後脚の緩やかなカーブや脚端の広がりは造形的に成功しているが、上部の納まりは気になるところ。




◎岸 雄太 『rattan chair』
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Consept:独立時計師のダイニングチェア。時計師は毎日姿勢を前のめりにし、時計という小さな宇宙に入り込みその世界に手を加える。そんな時計師がダイニングでくつろぐ時のイスは、背筋を伸ばすものではなく身体を預けることができその疲れた手にも軽い存在である。

川上先生:良く出来ているが,各部位の貫の位置、並びに断面形状にもう一工夫がほしい。背、座部の皮籐も上手に編めており、自然素材が時計師の精密な作業から一瞬の安らぎを与える事だろう。後脚の編み込みのスリットが長過ぎて,木部が弱くなるのが気になる。




◎小林 菜々美 『Bevel chair』
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Consept:夫婦のための椅子。編んだ座面は日々使い込む事でそれが形に現れていきます。また、脚を大胆にカットすることで、椅子に軽い印象を保たせました。人の手で編まれた柔らかい座面と緊張感のある脚との対比を上手く合わせもった椅子になったと思います。

川上先生:木部の太めの接合と脚端を斜めにカットした細さの対比に軽やかさがあり、バランスの良く取れた力強い造形である。紐編みもしっかりと編めて、安心感がある。良く出来ている。




◎篠田 晴奈 『isu.de.R』
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Consept:2.3.4人ではなくもっと大勢で食事を楽しむ。複数の椅子が食卓を囲む。そのときに並ぶ椅子の後ろ姿が魅力的であるようにデザインしました。大胆なフォルムだが主役であるアールが愛らしさを表現。曲げの2つのアールが体を支えます。

川上先生:成型合板の特徴を生かしているが、可能であれば,あと少し断面が薄ければ尚良い。切り抜かれたフォルムは思惑どうり、バックシャンでチャーミングになった。この種の椅子の生命でもある端面の処理を丁寧に。




◎塚本紗千 『feminine chair』
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Consept:30代女性と、その女性が開く料理教室の生徒さん達が座る、女性の為のダイニングチェア。女性のイメージから、「一直線状の空間との一体感」、「女性らしい優雅さ」、「華奢さ」という3つのキーワードを挙げ、デザインに落とし込ました。

川上先生:コンセプトに合致した、スリムでエレガントな椅子になった。貫が効果的であるがその分、座枠が厚くみえるのでここを今少し華奢に扱うと、よりバランスのとれたスリム感がただようであろう。使われる場の状況が目に浮かぶ。




◎土田美菜子 『Private Chair』
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Consept:「個々の空間」を大事にする4人家族
ダイニングという人の「集まる空間」に存在する椅子この2つは相反するものになります。
個々と集まるという空間を曖昧に仕切ることで互いが心地よく生活できると考えました。

川上先生:端正な美しい椅子である。広めの座幅と浅い奥行きが、集まる事と仕切ることを暗喩しておりその関係性が新鮮である。座の浮遊感が軽やかさを主張している。




◎中川愛理 『M-chair』
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Consept:3人家族のための住居、ダイニングに置く、コンパクトで運びやすいサイズのアームレスチェアです。安定感のあるハの字の足。アールのついた背板と布ばり座面、部材の面を取ることで、全体を柔らかな印象に仕上げ、可愛らしさを表現しました。

川上先生:脚を踏ん張った素直な造形のなかに、工夫のある使い勝手のよさそうな椅子。寄せ木の背もたれの念入りに削り込んだ苦労が味わいになって木の優しさが表現されている。








(kta)
by edd-news | 2013-11-22 23:36 | Grade 3
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